骨壷について
- カテゴリ: 埋葬方法
お墓引っ越しコンシェルジュです。
最近は、終活という言葉が世間に認知されてきていますが、
超高齢社会の中、相続や介護・医療などの問題はさらに深刻になってきています。
そして、実家のお墓や親戚の田舎のお墓などで様々問題が増えてきています。
お墓の承継問題や古いお墓の撤去・墓じまいなどの事例が多くなり、
様々な供養や埋葬方法が増えています。
お墓引っ越しコンシェルジュが、
供養や風習、納骨方法、日本の風習などを
難しく解説をするのではなく、解りやすい説明を致します。
少しでも納得してもらえたら幸いです。
本日は、「骨壷」です。
骨壷といえば陶器が中心ですが、
近年では、陶器以外でも石製や木製やガラス製などを利用する方もいます。
11世紀〜16世紀にかけて広く世間に広まっていき
明治以降から近年のような骨壷の形になりました。
また、関東と関西では形や大きさが異なり独自の文化で納骨しています。
下記の産地からの骨壺は特に重宝されています。
滋賀県甲賀市の「信楽焼」は、とても陶土が良く色や艶の拘りをしっかりと表現できています。
大衆的な陶器が多く生産され、その中で骨壷が多く生産されるようになりました。
愛知県瀬戸市の「瀬戸焼」も有名です。
陶磁器といえば瀬戸物と言われるぐらいに陶器では有名な産地です。
同じく愛知県の常滑市の「常滑焼」も有名です。
愛知県常滑市の常滑焼は広く流通網があった為に普及をして現代に至ります。
骨壷の生産地ではなく、日本六古窯の由緒正しい窯場である
石川県南部の「九谷焼」や京都の京焼・「清水焼」は古くから陶器の有名な産地です。
他にも、佐賀県有田町の「有田焼」や長崎県の「伊万里焼」も同様に有名です。
上記の4つの窯場は、大衆的な陶器の分野で有名になっており、
近年では優雅な装飾をして多くの骨壷を生産しています。
ちなみに、骨壷の数え方は、
正式には、壺と同じ数え方を用いて一口(いっこう・いっく)と呼びます。
世界を見てみると
骨壺の発祥の地とされているのが、インドです。
現代でも色々な材質の骨壺があります。
金属の骨壺も多く見られ、多くはムンバイで生産されています。
中国では、材質が木材や水晶などで作成されるのが多く
中国全土の各地で生産されています。
ヨーロッパでは、土葬になるので骨壷はありませんが、
陶器として有名なのが、
ブルーオニオンが有名なドイツのマイセンや
チェコのボヘミアにあるカールスバードが有名です。
また、スペインのカラフルな陶器も有名です。
タラベラなどが多く生産されています。
南米では、チリの土が陶器に適していて、陶器生産国として有名です。
中南米では、メキシコが陶器の産地としては有名です。
スペインのtalavera de la reinaが伝来元で繊細な色合いを出しています。
これからも、お墓引っ越しコンシェルジュは、
改葬(お墓の引っ越し・お墓の移動・墓石の移し)・
古いお墓の撤去・墓じまいなどの相談や困り事のお手伝いを致します。
また、遺品整理やお墓参りの同行、お墓の掃除などのお手伝いも受け付けております。
今後は、様々な供養方法や納骨施設の情報などを公開していきます。
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2015年12月02日 21:46
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