お墓じまい後の納骨先7選
お墓じまい後のご遺骨の供養について、納骨先7つのメリット・デメリット、費用の目安について解説いたします。
- ①一般墓所
遠方のお墓じまいの場合、既存のお墓に納骨される方や、近くに新しくお墓を建てて再度納骨される方(お墓のお引越し)が多いです。
墓所によっては、現在の墓石を移設することもできます。
【メリット】
今までと同様にお墓参りが可能。
個々のお参りスペースを確保できる。
【デメリット】
他の納骨方法に比べて費用がかかる。
【費用の目安】
新規でお墓を建てる場合、80万円~250万円程度。
納骨前にお墓の開眼法要(魂入れ)が必要で、お布施の相場は3万円~5万円程度。
- ②樹木葬
シンボルツリーの周辺に、骨壺を埋葬します。
ご遺骨を直接土の中に埋葬することもあります。
近年、人気がある納骨先です。
【メリット】
一般墓所に比べ、費用を抑えることができる。
管理の手間が省ける。
死後、自然に還りたいと思う方の希望を叶えることができる。
【デメリット】
一度ご納骨されたら、取り出すことはほぼ不可能な場合がある。
納骨後、樹木が枯れたり、植え替えが必要になったりすることもある。
納骨に立ち会えない場合もある。
【費用の目安】
20万円~80万円程度(個人用、家族用等の種別で価格が異なる)
- ③永代供養墓
寺院などで遺骨を預かり、永代にわたって供養します。
事前に供養料を一度支払えば、年間管理料はかかりません。
【メリット】
一般墓所に比べ、費用を抑えることができる。
年間管理費不要。
お盆やお彼岸など、定期的にご住職による読経が実施される場合が多く、安心感がある。
【デメリット】
一度ご納骨されたら取り出すことはほぼ不可能。
お骨壺のまま納骨できるのことも稀にあるが、期限付きが多い。
将来的には他のご遺骨と一緒になる(合祀)ことが多い。
【費用の目安】
10万円~150万円程度(合祀か個別納骨かで費用が大きく異なる)
- ④納骨堂・屋内墓苑
お骨壺やご遺骨を決められた専用のスペース内に納骨します。
ロッカー式、自動搬送式など、屋内外に様々な種類があります。
【メリット】
屋内の場合は天候に左右されず、トイレや冷暖房も整っているため快適。
立地条件の整った納骨堂が多い(交通アクセスが良い、駅から近いなど)。
エレベーター完備・バリアフリー化された施設が多い。
様々な施設形態があるため、予算や要望に応じて選択肢が多い。
【デメリット】
屋内納骨堂は、年間管理料がやや割高。
納骨スペースに限りがあるため、多くのご遺骨を納める場合は粉骨などの処理が別途必要。
【費用の目安】
10万円~150万円程度(施設、形式によって価格差がある。)
- ⑤合祀墓(共同墓)
永代供養墓の一種で、 はじめから複数のご遺骨を一緒に埋葬します。
基本的にはお骨壺からご遺骨を取り出します。
【メリット】
他の納骨方法と比較しても、納骨の費用が掛からない。
年間管理費不要。
個々のお墓と異なり、お墓の手入れ等が不要。
【デメリット】
一度ご納骨されたら取り出すことはほぼ不可能。
埋葬する箇所などは基本選べず、どのあたりに納骨されているか分からない。
【費用の目安】
1霊につき、5万円~30万円程度
- ⑥散骨
粉状に加工したご遺骨を海や山などに撒く埋葬方法です(海洋散骨、山散骨)。
【メリット】
他の納骨方法と異なり、維持の必要がない。
死後、自然に還りたいと思う方の希望を叶えることができる。
【デメリット】
粉骨が必要で、別途費用がかかることがある。
粉骨に抵抗がある方もいるため、親族間で相談が必要。
希望の場所に散骨できないこともある。
ご遺骨を全て散骨してしまうと手元に何も残らない。
【費用の目安】
1霊につき、5万円~70万円程度
- ⑦手元供養
小型の骨壺や専用のアクセサリーなどの中にご遺骨を納め、ご遺骨の全部または一部を手元に保管しておくことで自宅供養ともいいます。
ご遺骨から人工宝石を作り、アクセサリーとして身に付けることも。
【メリット】
いつでも自分のそばに故人を感じられる。
お墓などに行かなくても、自宅でお参りできる。
【デメリット】
小型のお骨壺やアクセサリーにご遺骨を納めた場合、紛失する可能性もある。
家族の理解や同意を得ておかないと、将来的にお骨の取扱いに困ることもある。
【費用の目安】
数百円~50万円程度
- まとめ
近年、納骨先は多様化しています。
ライフスタイルに合わせて、最適な納骨先を選びましょう。
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