酉の市
- カテゴリ: 風習
最近は、終活という言葉が世間に認知されてきていますが、
超高齢社会の中、相続や介護・医療などの問題はさらに深刻になってきています。
そして、実家のお墓や親戚の田舎のお墓などで様々問題が増えてきています。
お墓の承継問題や古いお墓の撤去・墓じまいなどの事例が多くなり、
様々な供養や埋葬方法が増えています。
お墓引っ越しコンシェルジュが、
難しく解説をするのではなく、解りやすい説明を致します。
少しでも納得してもらえたら幸いです。
本日は、「酉の市」となります。
「お墓引っ越しコンシェルジュ」は、
日本の文化や風習を解りやすく紹介します。
酉の市とは、
もともとは、関東のお祭りとして始まり、主に「商売繁盛」を祈願するお祭りです。
威勢の良い掛け声と手締めして「縁起熊手」を売るというのがその祭りの内容です。
平成27年酉の市は
11月 5日(木)一の酉
11月17日(火)二の酉
11月29日(日)三の酉
となっていて、今年は、珍しく三の酉まであります。
開催時間は、神社によって差はありますが、当日の午前0時から開催される場所が多いです。
11月に酉の市を行うのは、諸説ありますが、
昔は、伝統文化などは一年の始まりを11月や12月にする風習でした。
そのため、商売繁盛を祈願するお祭りとして、
11月に開催されるようになったと言われます。
日にちに関しましては、干支の十二進法で計算されています。
酉の市の由来としましては、
大きく言われているのが神道と仏教の二通りがあります。
細かく説明をすると、長文になり読みづらくなりますので、簡単に説明をします。
まず、神道では日本武尊が行った戦勝祝いのお祭りがその起源であるとされています。
そして、仏教では鷲妙見大菩薩の開帳日に立った市が酉の市の起源とされています。
また、別の俗説は、鷲神社の近隣農民の収穫祭が発端ともされています。
熊手の由来としましては、
お客様や運や幸福をかき集める意味があるためです。
他の由来としましては、
酉の市が鷲神社で行われていて、「運を鷲掴みして離さない。」
そんな素敵な意味もあるそうです。
数多くの出店で熊手は販売されていますが、
粋な買い方としては、
値段交渉をして、その差額分を熊手屋さんにご祝儀として渡すとされています。
去年の熊手は、新しい熊手を求めに酉の市に出向いた際に、奉納してください。
奉納する際は、大入りの袋に5円玉が入っていますので、
そのお金を賽銭箱に入れて納めてください。
酉の市に持参するのを忘れた方は、小さなものであれば、最寄りの寺社で大みそかや初詣で納めてください。
最後に、熊手を置く場所としては、
玄関に福を呼び込みやすいように少し高いところから入り口に向けて飾ります。
または、熊手の正面を南、東、西などに向けて、室内の少し高いところに飾ります。
他には、神棚や仏壇にまつるのも良いとされています。
なお、熊手の正面を北に向けて飾るのは避けたほうが良いとされています。
別段ですが、
三の酉や浅草の酉の市にまつわる吉原の遊郭の話がたくさんあります。
ここでは取り上げませんが、調べてみるのも江戸の醍醐味を知ると思います。
お多福に熊手の客がひっかかり
熊手見て女房かみつく戌の市
これからも、お墓引っ越しコンシェルジュは、
改葬(お墓の引っ越し・移動・墓石の移し)古いお墓の撤去・墓じまいなど
の困り事やお手伝いを致します。
また、お墓参りの同行やお墓の掃除などのお手伝いを受け付けております。
今後は、様々な供養方法や納骨施設の情報などを公開していきます。
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2015年11月05日 23:21
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