納骨堂(のうこつどう)
納骨堂とは
納骨堂は、従来の墓地や霊園の代わりとなり、お参りや法要ができる施設です。
「従来の納骨施設より安い」
「駅から近い」
「簡単にすませられる」
がポイントとなっております。現在は需要が多くあり、即座に完売する納骨堂もあります。
納骨堂の種類
- 自動搬送式
-
指定の鍵を用いてお客様を特定して、故人の骨壺が自動的に参拝場所に搬送される仕組みとなっております。
焼香などを設置されているところが多いです。
- ロッカー式
- 一般的なロッカーと同じ形式で作られており、扉を設置して、そこに位牌と骨壺を保管しております。
- 棚式
- 骨壷を棚に並べる形式です。
- 仏壇式
- 仏壇形式のもので、中に位牌や焼香具などもあり、お供え物を置けるスペースもあります。
納骨堂のメリット
- 1 費用が安価に収められる
-
納骨堂は、販売金額が明確になっている施設が多いです。
また、墓地に比べて購入するものが少ないので安くなっています。
- 2 駅近が多い
- 納骨堂は、利便性が良いところが多く、公共交通機関の便利な場所にあることが多いです。
- 3 設備がしっかりしている
- 近年に建てられている納骨堂が多いためバリアフリー設計やエレベーター設置、冷暖房完備されている施設が多いです。
- 4 宗教不問
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基本的に納骨堂は、宗教を不問にしているところが多くなっています。
ただ、一部の納骨堂は、宗教・宗派に属さないと契約できないところもあります。
- 5 永代供養
- 継承者が途絶えた時は、永代供養をしてもらえます。 ただし、一部の納骨堂は永代供養をされないところもありますので、必ず調べてください。
納骨堂のデメリット
- 1 お供え物ができない
- 納骨堂では、お供え物やお線香などを供える事が出来ないところもあります。
- 2 契約期間
- 納骨堂は契約期間が決まっているところが多く、契約期間が過ぎると、他人の遺骨と同じ場所に収める合祀墓に移動されます。
- 3 墓の規模感が小さい
- 納骨堂は屋内に設置されるため、どうしてもその規模にあった大きさとなります。そのため、供養にいかれるお盆の時期などは手狭さを感じることがあります。
- 4 災害対応
- 耐震設計や防災設計などはしてある納骨堂は多いですが、万が一の災害で、倒壊や欠損により、遺骨を紛失させる可能性があります。
なぜ「納骨堂」は人気があるのか?
- 後継者がいなくてもOK
- 後継者がいなくてもOK
- 立地が良い
- 立地が良い
- お墓より安い
- お墓より安い
- 掃除が必要ない
- 掃除が必要ない
- いつでもお墓参りOK
- いつでもお墓参りOK
納骨堂選びのポイント
納骨堂は場所や種類によって、費用なども違ってきます。
以下の6点にまとめておりますので、参考にして頂ければと存じます。
- 1 費用
- 納骨堂の多くは追加料金を有するところは少ないですが、最先端の設備が増加しているので年間管理料や追加設備費用などを確認して下さい。
- 2 設備
- バリアフリーの設計や段差がない納骨堂が多くなってきています。高齢者に対しての設備がしっかりしているかを確認して下さい。
- 3 場所
-
納骨堂は墓地や霊園と違い、あまり広く土地を必要としないので、比較的利便性の高い場所にあります。
ご自宅からの距離やご希望する納骨堂の最寄駅からの距離を確認して下さい。
- 4 スタッフの人柄
- 住職さんや運営スタッフと必ずお会いして説明を受けて下さい。出来れば、複数の納骨施設と比べるとさらに良いです。
- 5 運営時間
- お参り時間の指定があるかを確認して下さい。
- 6 参拝方法
- 参拝の際に火の使用や持参できるものなどを確認して下さい。
納骨堂の安置期間・供養について
納骨堂の安置期間は、平均30年となります。
短い契約で5年、長い契約で50年となっております。
また、合祀を選択できたり、半永久的に骨壷のまま安置してくれる納骨堂もあります。
安置方法
- 骨壷から遺骨を取り出し、他人の遺骨と一緒に収める合祀する。
- 分骨をして一部を納骨堂に合祀して、残りは、手元供養や散骨をする。
- 基本的に、33回忌を目安に合祀されることが多い。
安置時の供養方法
- 回忌供養・回忌法要は別途料金が発生することがある。
- 命日(祥月)の供養は別途料金が発生することがある。
- お彼岸・お盆の合同供養は特に費用は発生しない納骨堂が多い。
安置期間・安置方法や供養方法についても個別にご相談頂ければ、それぞれに合う納骨堂をご紹介致します。
納骨堂の安置期間・供養について
納骨堂の費用相場は以下。東京都を例に取った平均相場。
合祀墓 | ¥200,000 |
---|---|
1人用 | ¥500,000 |
2人用 | ¥700,000 |
現在、首都圏では多種多様な納骨堂が建設されています。
下記のポイントを参考にして、複数の納骨を比べて必ずご希望の納骨堂を見てもらいたいと思います。
その中で、一区画の金額以外にかかる費用もありますので、必ず確認して、失敗をしない納骨堂選びをして下さい。
- 納骨堂の種類
- 契約期間後の合祀の有無
- 管理費の有無
- 納骨堂の場所
- 安置期間
- 納骨堂の運営母体・管理体制
- 法要時の費用
- 戒名料込みの料金